2022年11月 茨城県で震度5強の地震被害に遭われた方へ

2022年11月 茨城県で震度5強の地震被害に遭われた方へ

9日午後5時40分ごろ、茨城県南部を震源とする地震があり、茨城県で震度5強の強い揺れを観測したほか、関東甲信越や東北などの広い範囲で震度4から1の揺れを観測しました。

震源地は茨城県南部
地震の規模 マグニチュード4.9

気象庁によりますと、9日午後5時40分ごろ、茨城県南部を震源とするマグニチュード4.9の地震がありました。この地震で震度5強の揺れを茨城県城里町で観測しました。

茨城県で震度5強は2016年12月以来

気象庁によりますと、茨城県で震度5強の揺れを観測したのは6年前の2016年12月28日に起きた茨城県北部を震源とするマグニチュード6.3の地震以来です。

このときは
茨城県高萩市で震度6弱の激しい揺れを、日立市で震度5強の強い揺れを観測しました。

また、茨城県内の各地で震度5弱を観測したほか、茨城県と栃木県、埼玉県、千葉県、福島県、それに宮城県で震度4を、東北から東海にかけての広い範囲で震度3から1の揺れを観測しました。

地震の詳細

  • 発生日時2022年11月9日 午後5時40分ごろ
  • 震源地 茨城県南部
  • 最大震度5強
  • マグニチュード4.9
  • 震源の深さ:約50km

震度/観測地域

5強【茨城県】城里町小勝
4【福島県】白河市表郷 
【茨城県】城里町石塚 笠間市石井 常陸大宮市北町 常陸大宮市野口 筑西市舟生 坂東市馬立
【栃木県】宇都宮市明保野町 宇都宮市中里町 宇都宮市中岡本町 栃木市旭町 栃木市大平町富田 鹿沼市晃望台 小山市神鳥谷 益子町益子 壬生町壬生甲 高根沢町石末
【群馬県】邑楽町中野
3【福島県】白河市新白河 白河市東 白河市大信 棚倉町棚倉中居野 玉川村小高 浅川町浅川
【茨城県】城里町阿波山 笠間市中央 笠間市下郷 笠間市笠間 常陸大宮市中富町 常陸大宮市山方 常陸大宮市高部 水戸市金町 水戸市千波町 水戸市内原町 水戸市栗崎町 日立市助川小学校 日立市十王町友部 日立市役所 常陸太田市町屋町 常陸太田市金井町 常陸太田市高柿町 高萩市安良川 ひたちなか市南神敷台 ひたちなか市東石川 那珂市福田 那珂市瓜連 小美玉市小川 小美玉市堅倉 小美玉市上玉里 茨城町小堤 東海村東海 大子町池田 筑西市門井 筑西市海老ヶ島 筑西市二木成 坂東市岩井 坂東市山 坂東市役所 土浦市常名 土浦市田中 土浦市藤沢 茨城古河市下大野 茨城古河市仁連 石岡市柿岡 石岡市若宮 石岡市八郷 石岡市石岡 結城市中央町 下妻市本城町 下妻市鬼怒 常総市新石下 常総市水海道諏訪町 取手市寺田 つくば市天王台 つくば市研究学園 つくば市小茎 茨城鹿嶋市鉢形 茨城鹿嶋市宮中 稲敷市江戸崎甲 稲敷市結佐 かすみがうら市上土田 かすみがうら市大和田 桜川市岩瀬 桜川市真壁 桜川市羽田 行方市玉造 行方市麻生 鉾田市鉾田 鉾田市造谷 つくばみらい市福田 八千代町菅谷 五霞町小福田 境町旭町
【栃木県】宇都宮市塙田 宇都宮市旭 栃木市藤岡町藤岡 栃木市都賀町家中 栃木市西方町本城 栃木市万町 栃木市岩舟町静 鹿沼市口粟野 鹿沼市今宮町 足利市大正町 佐野市中町 佐野市葛生東 佐野市高砂町 佐野市田沼町 真岡市田町 真岡市荒町 栃木さくら市氏家 栃木さくら市喜連川 那須烏山市大金 下野市田中 下野市笹原 下野市大松山 上三川町しらさぎ 茂木町茂木 市貝町市塙 芳賀町祖母井 野木町丸林 栃木那珂川町馬頭 栃木那珂川町小川 日光市瀬川 日光市鬼怒川温泉大原 日光市足尾町中才 日光市芹沼 日光市足尾町通洞 日光市藤原庁舎 矢板市本町 塩谷町玉生
【群馬県】桐生市新里町 太田市西本町 太田市浜町 館林市上三林町 館林市城町 渋川市赤城町 板倉町板倉 群馬明和町新里 千代田町赤岩 大泉町日の出
【埼玉県】熊谷市宮町 熊谷市大里 熊谷市江南 行田市本丸 加須市三俣 加須市北川辺 加須市大利根 東松山市松葉町 羽生市東 鴻巣市中央 鴻巣市吹上富士見 深谷市川本 久喜市下早見 久喜市青葉 久喜市菖蒲 久喜市栗橋 久喜市鷲宮 滑川町福田 埼玉美里町木部 さいたま岩槻区本丸 春日部市粕壁 春日部市金崎 春日部市谷原新田 桶川市泉 北本市本町 幸手市東 宮代町笠原
【千葉県】香取市佐原諏訪台 香取市役所 香取市仁良 千葉花見川区花島町 野田市鶴奉 成田国際空港 柏市旭町 八千代市大和田新田 鎌ケ谷市新鎌ケ谷 印西市大森 白井市復
目次

今後1週間程度 地震に注意を

茨城県で震度5強の揺れを観測した地震について、気象庁で「揺れの強かった地域では、落石や崖崩れなどの危険性が高まっている。今後の地震活動や雨の状況に十分注意してほしい。揺れの強かった地域では今後1週間程度、最大で震度5強程度の揺れを起こす地震に注意してほしい」と呼びかけております。

関東地方で地震多い理由

関東周辺は「地震の巣」とも呼ばれており、地球の表面を覆う十数枚のプレート(岩板)のうち4枚が複雑に重なっているためです。震源周辺では、陸のプレート(北米プレート)の下に、海のプレート2枚(太平洋プレート、フィリピン海プレート)が沈み込んでいて、海のプレート2枚は年に数センチ~十数センチ動いており、これらの境界部や内部には「ひずみ」がたまっています。そして蓄積されたひずみが限界に達し、元に戻る際などの弾みで地震が起きるからです。

身の安全が最優先

地震発生直後にまずやること

地震発生直後(0~2分)~身の安全が最優先~

揺れを感じたり、緊急地震速報を確認したときは、身の安全を最優先に行動しましょう。丈夫なテーブルの下や、物が落ちてきたり倒れてこない場所に身を寄せ、揺れがおさまるまで様子を見ること。揺れが激しいときは無理をせず、大きな揺れがおさまってから火の始末をして下さい。また、ドアや窓を開けて逃げ道を確保することも重要です。

身の安全が最優先

発生直後(2分~10分)~家族の安全確保~

①速やかに火の始末、初期消火

火元を確認し、出火していたら初期消火をし、ガスコンロやストーブなどの火の始末をする。もし火災が発生したら、消火器などを使用して消火してください。

火の始末、初期消火

②家族の安全を確認

家の中でも特に安全な場所に移動してください。

家族の安全を確認

③余震に注意

屋内で転倒・落下した家具類やガラスの破片などに注意して過ごしてください。瓦、窓ガラス、看板などが落ちてくる可能性がありますので、外に飛び出さない。

余震に注意

④テレビ・ラジオ・スマホなどで正しい情報を確認

安全確保ができたら状況を把握すること。

テレビ・ラジオ・スマホなどで正しい情報を確認

⑤家屋倒壊などのおそれがあれば避難する

屋外で揺れを感じたら、ブロック塀などには近寄らないでください。

家屋倒壊などのおそれがあれば避難する

発生直後(10分~)~隣近所の救出・救護~

①隣近所の安否を確認

自分に余裕ができたら、特に一人暮らしの高齢者や、要配慮者がいる家には積極的に声をかけて安否を確認してください。また、近隣で火が出ていたら大声で知らせ、協力して消火活動をしましょう。

隣近所の安否を確認

②壊れた家には入らない

倒壊家屋や転倒家具などの下敷きになった人を近隣で協力して救出・救護することができるならいいですが、安全が確保できなければ、無理に救出に行くと二次被害に遭うことがあります。

壊れた家には入らない

火災や津波のおそれがあり、非難が必要

避難するときは、非常持出品以外の無駄な荷物を持たないようにしましょう。また、テレビ・ラジオ、スマホからの正しい情報を確認し、冷静に行動することです。地域に大規模な火災の危険が迫り、身の危険を感じたら、広域避難場所に避難することも念頭に置いてください。沿岸部では、大きな揺れを感じたり、津波警報が出されたりしたら、高台などの安全な場所に素早く避難することも大事です。

火災や津波

地震発生に備えてできる安全対策

地震の時は家の中だから安全というわけではなく、意外に危険なものがたくさんあります。地震のときに家具が倒れ、いざ避難しようとしたときに家具が出口をふさぐようなことや、寝室の本棚が倒れてきて下敷きになってしまい、身動きが取れなくなるなどの危険があります。だからこそ、日ごろから家具を固定するなどの安全対策が必要です。できることから実践し、たえず見直しながら安全を高めていきましょう。

安全対策例

家の中に、家具のない安全なスペースを確保する

家の中に、家具のない安全なスペース

少しでも安全なスペースができるように配置を換えること。

出入り口や通路にはものを置かない

出入り口や通路にはものを置かない

安全に避難できるように、玄関など出入り口やその導線には背の高い倒れやすいものを置かない。

寝室や子ども・高齢者・障害者がいる部屋には、倒れそうな家具を置かない

倒れそうな家具を置かない

 就寝中に地震が発生した場合、逃げ遅れるおそれが高いので注意してください。どうしても置かざるを得ないときには、家具やテレビなどは壁などに固定してください。

家具の転倒や落下を防止する対策を講じる

家具の転倒や落下を防止する対策

家具と壁や柱の間に隙間があると倒れやすくなりますので、壁などに固定することも大事です。また、家具の上に落ちやすいものを置かないようにしましょう。

地震が落ち着いたらやるべきこと

それぞれの場所やシチュエーションごとにとるべき行動があります。

家にいるとき

まずはガラス片などでケガをするのを防ぐため、スリッパなどを履きましょう。

足元の安全を確保したら、初めにするのは火の始末です。ガスコンロやストーブなどの火を消して下さい。

次に避難経路を確保するためドアや窓を開けます。このとき慌てて外に身を乗り出すことはせず、頭上からの落下物などに注意しましょう。

スーパーなど店内にいるとき

揺れがおさまれば、係員の指示に従って店舗の外などへ避難します。

一カ所の出口に人が殺到しているようであれば、パニックを避けるために他の出口へ向かいましょう。

エレベーターに乗っているとき

エレベーターから降りて、火災などが発生していないか周囲の安全を確認した上で、階段を使って避難しましょう。

地下鉄など乗り物の中で

乗務員や駅の係員から避難のための指示が出るので、必ず指示に従いましょう。

地下鉄では線路わきに高圧電線が通っていることもあり、線路に降りるのはとても危険です。

自己判断で線路に降りることはやめましょう。

住宅地やオフィス街にいるとき

落下物から身を守りつつ、ブロック塀など倒れやすいものや建物の倒壊に注意しながら、公園などの広く安全な場所へ避難します。

海や河口の近くにいるとき

津波警報等が発せられるのを待たずに、ただちに高台を目指して避難しましょう。

避難は徒歩が基本です。車で移動すると渋滞を引き起こし、逃げ遅れる危険があります。

近くに高台がない場合や逃げ遅れ、ケガをした場合などは、高い頑丈な建物の3階以上に避難しましょう。津波は川を遡りますので、河口近くにいるときは川に沿って逃げるのではなく、川に対して90度の角度の方向に逃げて、できるだけ川から離れましょう。一度避難したら、津波警報や注意報が解除されるまで、決して戻らないようにしてください。

地震保険の確認

(保険申請のために)

地震保険に加入していると、地震による被害を受けた際、保険金が受け取れます。ても、正しく対処しないともらえる保険金ももらえなくなってしまいますので、気をつけてください。

①被害状況の写真を撮影しておく

地震によって被害を受けたことを証明する必要があります。家の中で散乱した食器などを片付ける前にその被害の状況証拠を写真などにとっておきましょう。

②早めに保険会社に連絡することが大切

期限は3年ありますが、遅くなると地震による損害なのか、経年劣化によって生じた損害なのか判定しづらくなり、審査が難しくなります。そのため、地震での損害に気づいたら、なるべく早めに行動することを心がけましょう。

③火災保険申請サポートを活用する

保険の申請の際、急な被災のため、ほとんどの方が保険会社の言われるがままに対応しがちです。損害保険会社側には”損害保険登録鑑定人”がいますが、被災者側の立場にたったサポーターが存在しません。請求をする準備段階である建物損傷/損害調査、また被災状況の確認資料作成等を親身になってアドバイスしてくれる専門家が不在です。そこで被災者の立場にたって一連の保険請求業務をサポートしてくれる存在が必要になってきます。国家資格を持った建築士や建築設計のプロフェッショナル等の存在が必要になります。

地震保険 判定基準

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この記事を書いた人

火災保険申請サポート窓口です。
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