そろそろ外壁の塗り替えの時期、雨漏りしてしまったから早く対処しないといけない。でも高額な費用がかかるけど、助成金などもなくて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。雨漏り修理や外壁塗装に火災保険が適用されるケースがあります。
今回は火災保険の適用となる場合、申請方法について解説していきます。
火災保険とは
![災害](https://kasaihoken.aikyo-ad.com/wp-content/uploads/2022/03/災害-1024x243.png)
火災保険は、住まいが火災の被害に遭った際の損害を補償する保険ですが、多くの場合、火災に加えて「風災」「雪災」「雹災」「落雷」「破裂・爆発」による損害も補償内容に入っています。
更に、特約で震災や水災、盗難による損害なども補償の対象になります。建物だけでなく家具なども補償されます。
火災保険が外壁塗装や雨漏り修理に使える条件
自然災害が原因
台風や雹、豪雪などによる自然災害で外壁が損傷してしまった場合は火災保険の対象
まず、外壁塗装や雨漏り修理をしようとしている物件が自然災害やうっかりした事故(破損汚損)などによる被害を受けていることが前提条件となります。
~条件~
1.外壁・屋根の破損が災害によるものであること
2.被災から3年以内の損傷であること
3.損害の補修費用が火災保険の免責金額を超えていること
よくある外壁や屋根の損傷
外壁の劣化の種類には下記の様に様々なものがあります。これらの傷が外壁にどのような理由でついたのかが火災保険の対象になるかのポイントになります。
![雨樋(変形・金具の破損など)板金(変形・釘抜けなど)屋根(浮き・かけなど)](https://kasaihoken.aikyo-ad.com/wp-content/uploads/2022/04/破損個所 雨樋など20220411.jpg)
![フェンス(傾き・変形・凹み)竪樋(飛来物・車の衝突)外壁(浮き・剥がれ・割れ)](https://kasaihoken.aikyo-ad.com/wp-content/uploads/2022/04/破損個所 フェンスなど20220411.jpg)
![軒天(染み・剥がれ・割れ)格子(飛来物による破損)棟瓦(破損・蛇行)](https://kasaihoken.aikyo-ad.com/wp-content/uploads/2022/04/破損個所 軒天など20220411.jpg)
![カーポート(割れ・凹み)波板(破損)雨漏り(隠れた染みなど)](https://kasaihoken.aikyo-ad.com/wp-content/uploads/2022/04/破損個所 カーポートなど20220411.jpg)
![塀・壁の亀裂倒壊・雪による破損](https://kasaihoken.aikyo-ad.com/wp-content/uploads/2022/04/破損個所520220411.jpg)
火災保険の補償対象外の損傷
経年劣化
年月が経つと、どうしても建物や外壁そのものが劣化してしまいます。外壁の場合は雨風はもちろん、温度や湿度、紫外線も原因の一つです。紫外線が当たりやすい南側の外壁は、北側の外壁と比べて劣化が激しくなってしまいます。逆に北側は湿気がたまりやすいので、結露やカビが原因で劣化する場合があります。また、大きな通りに面していたり高速道路の近くなど交通量の多いところではほこりや排気ガス、土などで外壁が汚れやすくなっています。
施工不良
1年も経っていないのに、「塗装の剥げ」「サビ」「色あせ」などの不具合が出て、そこから劣化が進んでしまった場合など、施工不良が直接の原因の場合は火災保険の対象とはなりません。
施工不良が原因の場合は下記の期間に相談してみるといいでしょう。
損傷の見分け方はプロに相談しましょう
![プロにお任せください](https://kasaihoken.aikyo-ad.com/wp-content/uploads/2022/03/プロにお任せください.jpg)
建物に傷はいくつかあるのはわかるけど、これがどの傷なのかわからない…という方も多いはずです。そんな損害の判断をするのが火災保険申請サポート業者などのプロになります。
プロに依頼することで受け取れる保険金額に大きな影響がでてきますので、決して自分で判断せずにプロによる診断を受けることをお勧めします。
火災保険申請サポートとは、建物・保険双方の知識がある業者による火災保険の申請をお手伝いするサービス。サポートを依頼した際には、建物の調査から書類の作成まで、プロの知見を借りながらスムーズに完了させられます。
ウェブまたはお電話で申し込み
破損個所が火災保険の適用個所になるか専門スタッフによる現地調査
調査結果を踏まえて火災保険の申請
申請資料を元に審査が行われます
福井県で実施しているリフォームに関する助成金(補助金)
福井県内では各市町村で外壁塗装、リフォームに関する助成金、補助金制度を用意していますが、ハードルが高いものも多く、難しいものがあります。
福井市
補助金額 | 対象工事費の20%、上限30万円 |
補助対象工事 | ・空き家に付属する別棟の車庫や物置等の工事 ・申請者が直接行う工事 ・エアコン、ガスコンロ、照明などの住宅設備機器類の設置工事 ・太陽光発電設備の設置工事 ・カーテン、家具、調度品等の購入や設置工事 ・電話、インターネット、ケーブルテレビ等の配線工事 ・外構工事 ・他の補助事業により整備する工事 など |
敦賀市
【空き家購入支援】
概要 | 新婚世帯、子育て世帯と移住者に、空き家の購入費用に対して補助 |
補助金額 | 土地代を除く空き家の購入金額の3分の1 居住誘導区域内:上限150万円 居住誘導区域外:上限60万円 |
【同居リフォーム支援】
補助金額 | 対象工事費の3分の1 上限60万円 |
対象工事 | 補助の対象となる工事費が20万円を越えるもの ・間取りの変更 ・増築に関する工事 ・バリアフリーに関する工事 ・設備改修に関する工事 ・上記に関する電気、給排水工事 ・同居人数の増加に伴う浄化槽の入れ替え工事 |
【空き家リフォーム支援】
補助金額 | 土地代を除く空き家の購入金額の3分の1 居住誘導区域内:上限150万円 居住誘導区域外:上限60万円 |
対象工事 | 補助の対象となる工事費が20万円を越えるもの ・空き家の全部又は、一部の修繕、補修、模様替え、補強工事、更新工事 ・空き家に一部を増築する工事又はリフォームする工事。ただし、増築、改築部分の床面積が既存住宅の2分の1を超える工事を除く。 |
小浜市
子育て世帯等支援型
補助金額 | 1.空き家の購入 居住誘導区域内 最大60万円 居住誘導区域外 最大30万円 2.空き家のリフォーム 居住誘導区域内 最大60万円 居住誘導区域外 最大30万円 3.旧耐震住宅の建替え 居住誘導区域内 最大30万円 居住誘導区域外 最大15万円 |
対象工事 | 1.空き家の購入 2.空き家のリフォーム 3.旧耐震住宅の建替え |
多世帯同居支援型
補助金額 | 補助対象額の2分の1(最大60万円) |
対象工事 | 所有住宅のリフォーム |
勝山市
補助金額 | 費用の10%~20%(上限50万円~200万円) |
対象住宅 | 中古住宅の取得及び取得時のリフォーム |
鯖江市
補助金額 | 費用の3分の1以内(上限30万円~60万円) |
対象工事 | ふくい空き家バンクに登録されている鯖江市内の一戸建て住宅 リフォーム工事全般 |
あわら市
補助金額 | 費用の3分の1以内(上限50万円~120万円) |
対象工事 | 「あわら市空き家情報バンク」に登録されている空き家 リフォーム工事全般 |
越前市
補助金額 | 費用の100%(上限30万円~60万円) |
補助対象工事 | 住宅取得費用 住宅リフォーム費用 住宅賃借費用 |
坂井市
補助金額 | 補助対象経費の3分の1(上限30万円~100万円) |
補助対象工事 | 空き家の全部又は一部の修繕、補修、模様替え、補強工事、更新工事 空き家に一部を増築する工事及び一部を改築する工事 |
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