そろそろ外壁の塗り替えの時期、雨漏りしてしまったから早く対処しないといけない。でも高額な費用がかかるけど、助成金などもなくて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。雨漏り修理や外壁塗装に火災保険が適用されるケースがあります。
今回は火災保険の適用となる場合、申請方法について解説していきます。
火災保険とは
火災保険は、住まいが火災の被害に遭った際の損害を補償する保険ですが、多くの場合、火災に加えて「風災」「雪災」「雹災」「落雷」「破裂・爆発」による損害も補償内容に入っています。
更に、特約で震災や水災、盗難による損害なども補償の対象になります。建物だけでなく家具なども補償されます。
火災保険が外壁塗装や雨漏り修理に使える条件
自然災害が原因
台風や雹、豪雪などによる自然災害で外壁が損傷してしまった場合は火災保険の対象
まず、外壁塗装や雨漏り修理をしようとしている物件が自然災害やうっかりした事故(破損汚損)などによる被害を受けていることが前提条件となります。
~条件~
1.外壁・屋根の破損が災害によるものであること
2.被災から3年以内の損傷であること
3.損害の補修費用が火災保険の免責金額を超えていること
よくある外壁や屋根の損傷
外壁の劣化の種類には下記の様に様々なものがあります。これらの傷が外壁にどのような理由でついたのかが火災保険の対象になるかのポイントになります。
火災保険の補償対象外の損傷
経年劣化
年月が経つと、どうしても建物や外壁そのものが劣化してしまいます。外壁の場合は雨風はもちろん、温度や湿度、紫外線も原因の一つです。紫外線が当たりやすい南側の外壁は、北側の外壁と比べて劣化が激しくなってしまいます。逆に北側は湿気がたまりやすいので、結露やカビが原因で劣化する場合があります。また、大きな通りに面していたり高速道路の近くなど交通量の多いところではほこりや排気ガス、土などで外壁が汚れやすくなっています。
施工不良
1年も経っていないのに、「塗装の剥げ」「サビ」「色あせ」などの不具合が出て、そこから劣化が進んでしまった場合など、施工不良が直接の原因の場合は火災保険の対象とはなりません。
施工不良が原因の場合は下記の期間に相談してみるといいでしょう。
損傷の見分け方はプロに相談しましょう
建物に傷はいくつかあるのはわかるけど、これがどの傷なのかわからない…という方も多いはずです。そんな損害の判断をするのが火災保険申請サポート業者などのプロになります。
プロに依頼することで受け取れる保険金額に大きな影響がでてきますので、決して自分で判断せずにプロによる診断を受けることをお勧めします。
火災保険申請サポートとは、建物・保険双方の知識がある業者による火災保険の申請をお手伝いするサービス。サポートを依頼した際には、建物の調査から書類の作成まで、プロの知見を借りながらスムーズに完了させられます。
ウェブまたはお電話で申し込み
破損個所が火災保険の適用個所になるか専門スタッフによる現地調査
調査結果を踏まえて火災保険の申請
申請資料を元に審査が行われます
岩手県で実施しているリフォームに関する助成金(補助金)
岩手県内では各市町村でリフォームに関する助成金、補助金制度を用意していますが、ハードルが高いものも多く、難しいものがあります。
盛岡市
制度の概要 | 【工事等の内容】 盛岡市空き家等バンク登録台帳に登録された物件を購入後に行う改修 【対象となる費用】 ⑥その他 市内の施工業者に依頼して施工する20万円以上(消費税を除く。)の改修で次のいずれかに該当するものを行う場合に要する経費。 ①給水,排水又はガスの配管改修 ②キッチン,トイレ又は風呂の改修 ③内装改修 ④外装改修 ⑤屋根改修 ⑥断熱改修 ⑦内窓サッシの設置 ⑧外窓サッシの設置又は交換 【補助率】 対象となる費用の1/2に相当する額(上限20万)。 ※補助額の加算 発注者が次のいずれかに該当するときは,上記の額に10万円を加算。 ①子育て世帯 満15歳以下の者と空き家等で同居しようとするとき。 ②高齢者世帯 ア 申請者が満65歳以上であるとき。 イ 満65歳以上の者と空き家等で同居しようとするとき。 ③転入者世帯 ア 市外から市の区域内へ転入する者であるとき イ 市の区域内に転入して1年未満の者であるとき |
対象物件 | 次のいずれにも該当する空き家等。 ①空き家等バンク登録台帳に登録後,空き家等の所有者と補助対象者の間で売買契約が締結されているもの ②建築確認済証の交付を受けているもの |
問い合わせ | 都市整備部都市計画課土地利用計画係 |
宮古市
制度の概要 | 【工事等の内容】 ⑥地域材の活用 新築・増築する専用住宅または併用住宅で全体の80%以上かつ10?以上地域材(岩手県産材)を使用すること 地域材のうち50%以上が宮古市内で伐採されたものであること 【対象となる費用】 ③(工事費用にかかわらず)定額を補助 【補助率】 30万円(被災者には70万円を増額) |
対象物件 | 市内の住宅 |
大船渡市
バリアフリー化 バリアフリー化 その他 空き家活用 その他 機能維持工事:住宅の修繕、補修、模様替え等 機能向上工事:住宅のバリアフリー化
制度の概要 | 【工事等の内容】 バリアフリー改修工事の実施 その他 機能維持工事:住宅の修繕、補修、模様替え等 機能向上工事:住宅のバリアフリー化 【対象となる費用】 ①特定の工事の工事費用に応じて決定 その他 詳しくは事業を実施する地方公共団体にお問い合わせください 【補助率】 ①機能維持工事:1/10 最大5万円分の大船渡市地域商品券 ②機能向上工事:2/10 最大10万円分の大船渡市地域商品券 ※①と②を同時に行う場合は、限度額10万円まで ③空き家バンクを利用して売買契約が成立した住宅をリフォームした場合:15万円加算 |
対象物件 | 専用住宅若しくは住宅部分が1/2以上の併用住宅 建築後5年以上経過している住宅 過去にこの制度を利用したことがない住宅 所定の期日までに工事が完了するもの ※詳しくは事業を実施する地方公共団体にお問い合わせください |
花巻市
①耐震化 耐震改修
制度の概要 | 【工事等の内容】 地震災害対策工事の実施(診断・設計も含む) 【対象となる費用】 詳しくは事業を実施する地方公共団体にお問い合わせください 【補助率】 補助割合:1/2 補助金限度額:90万円(簡易耐震補強工事補助は30万円) |
対象物件 | 対象用途:戸建(木造) 昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅 |
北上市
空き家活用
制度の概要 | 【工事等の内容】 その他 空き家を改修・解体する工事 【対象となる費用】 その他 補助対象者が金融機関に支払ったローンの利子額 【補助率】 借入金500万円、年利率2.5%以下の利子相当額 |
対象物件 | 空き家 |
久慈市
制度の概要 | 【工事等の内容】 その他 中古住宅の購入、改修 【対象となる費用】 その他 中古住宅の購入費、中古住宅購入に伴う家屋改修に係る工事費 【補助率】 対象経費の1/2(上限50万円) |
対象物件 | 空き家 |
遠野市
制度の概要 | 【工事等の内容】 ①地震災害対策工事の実施(診断・設計も含む) 【対象となる費用】 詳しくは事業を実施する地方公共団体にお問い合わせください 【補助率】 補助割合:1/2 補助金限度額:62.8万円 |
対象物件 | 対象用途:戸建(木造) 昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅 |
一関市
制度の概要 | 【工事等の内容】 ①地震災害対策工事の実施(診断・設計も含む) 【対象となる費用】 詳しくは事業を実施する地方公共団体にお問い合わせください 【補助率】 補助割合:1/2 補助金限度額:50万円 (一関市内に本店または主たる事業所がある施工業者が工事をする場合は限度額を75万円までに拡充) |
対象物件 | 対象用途:戸建(木造) 昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅 |
釜石市
制度の概要 | 【工事等の内容】 ①地震災害対策工事の実施(診断・設計も含む) 【対象となる費用】 詳しくは事業を実施する地方公共団体にお問い合わせください 【補助率】 補助割合:1/2 補助金限度額:75万円 |
対象物件 | 対象用途:戸建(木造) 昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅 |
八幡平市
制度の概要 | 【工事等の内容】 ①地震災害対策工事の実施(診断・設計も含む) 【対象となる費用】 ①特定の工事の工事費用に応じて決定 要綱に規定する耐震改修工事に要する経費(工事費、設計、監理及び改修計画に要する費用) 【補助率】 対象経費の1/2以内(上限60万円) |
対象物件 | 対象用途:戸建(木造) 昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅 |
奥州市
制度の概要 | 【工事等の内容】 ⑧その他 リフォーム全般 【対象となる費用】 ②工事費用の総額に応じて決定 機能向上工事:10万円を限度とし、対象事業に要した経費の1/10 機能維持工事:5万円を限度とし、対象事業に要した経費の1/20 ただし、両工事が混合している場合、限度額10万円 【補助率】 1/10,1/20 |
対象物件 | 建築後10年以上経過した住宅 |
滝沢市
制度の概要 | 【工事等の内容】 ①地震災害対策工事の実施(診断・設計も含む) 【対象となる費用】 詳しくは事業を実施する地方公共団体にお問い合わせください 【補助率】 補助割合:1/2 補助金限度額:628,000円 |
対象物件 | 対象用途:戸建(木造) 昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅 |