2023年5月11日北海道日高地方東部で震度4の地震が発生しました。地震の被害に遭ったら地震保険の請求をお忘れなく!被害の大きさによって保険金が支払われます。うちは大丈夫だろうと思っていても意外なところに被害がある可能性があります。一度、被害に遭っていないかお調べください。
各地の震度(震度3以上)
震度 | 場所 |
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震度4 | 北海道:浦河町・幕別町 |
震度3 | 北海道:函館市・帯広市・むかわ町・平取町・新冠町・様似町・えりも町・新ひだか町・音更町・上士幌町・鹿追町・芽室町・中札内村・更別村・十勝大樹町・広尾町・十勝池田町・豊頃町・浦幌町 |
岩手県:盛岡市 |
地震保険の確認
(保険申請のために)
地震保険に加入していると、地震による被害を受けた際、保険金が受け取れます。ても、正しく対処しないともらえる保険金ももらえなくなってしまいますので、気をつけてください。
①被害状況の写真を撮影しておく
地震によって被害を受けたことを証明する必要があります。家の中で散乱した食器などを片付ける前にその被害の状況証拠を写真などにとっておきましょう。
②早めに保険会社に連絡することが大切
期限は3年ありますが、遅くなると地震による損害なのか、経年劣化によって生じた損害なのか判定しづらくなり、審査が難しくなります。そのため、地震での損害に気づいたら、なるべく早めに行動することを心がけましょう。
③火災保険申請サポートを活用する
保険の申請の際、急な被災のため、ほとんどの方が保険会社の言われるがままに対応しがちです。損害保険会社側には”損害保険登録鑑定人”がいますが、被災者側の立場にたったサポーターが存在しません。請求をする準備段階である建物損傷/損害調査、また被災状況の確認資料作成等を親身になってアドバイスしてくれる専門家が不在です。そこで被災者の立場にたって一連の保険請求業務をサポートしてくれる存在が必要になってきます。国家資格を持った建築士や建築設計のプロフェッショナル等の存在が必要になります。
地震保険 判定基準
地震保険申請の流れ
地震保険では、以下①~⑤の流れとなります。
①加入する保険会社への事故報告
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②損害鑑定人との調査日調整
↓
③損害鑑定人の実地での建物損害調査を実施
(必要書類:図面・保険証書)
↓
④損害鑑定人から損害保険会社へ損害状況の報告
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⑤保険金の支払い
自然災害に遭った時に知っておきたい公的支援制度
個人が津波を含む自然災害の被害に備えるには、民間の火災保険、地震保険を利用することになりますが、実際に被害に遭った人(被災者)を国が公的に支援する「被災者生活再建支援制度」というものがあります。
この制度は、被災者生活再建支援法に基づき、暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火などの自然災害により、居住する住宅が全壊するなど生活基盤に著しい被害に遭った世帯(被災世帯)に対し、被災者生活再建支援金(支援金)を支給し、生活の再建を支援するものです。支援金には住宅の被害の程度に応じて支給される「基礎支援金」と住宅の再建方法に応じて支給される「加算支援金」があり、この2つの合計額が支給されます。支給額は最大で300万円です。
詳しくはこちら被災者生活再建支援制度の概要