2023年1月10日、強い寒気や冬型の気圧配置の影響で、北海道の日本海側には発達した雪雲が流れ込み、札幌市では10日朝、今シーズン初めての大雪警報が発表されました。
また、小樽では6時間に降った雪の量が1月の観測史上1位となりました。
降雪の後の雪どけ時に注意しなければならない事がありますのでしっかりと把握しておきましょう。
札幌の積雪は今季一番の54センチ
札幌と小樽では大雪が続き、札幌の積雪は今季一番の62センチとなるなど、周辺では除雪が追いつかず、渋滞が相次いでいて通行止めが相次ぎ、北海道内各地で市民生活に影響がでました。
1月10日 札幌市の降雪状況
札幌近郊の降雪状況(午後5時現在)
- 小樽市 52cm
- 札幌市南区(小金湯) 62cm
南区の小金湯地区では午後5時までの24時間に62センチの雪が降り、積雪が133センチとなりました。 - 手稲区 38cm
- 南区(南31条) 32cm
- 西区(西野)42cm
- 中央区 28cm
- 東区 18cm
- 白石区 20cm
- 豊平区 25cm
- 厚別区 13cm
- 清田区 19cm
小樽では大渋滞が発生
小樽市朝里の国道5号線では午前11時ごろ、走行中の大型車が雪で立往生したため札幌に向かう車線が通行止めになり、峠にある新張碓トンネル付近を先頭に最大およそ5キロの渋滞が発生しました。その後も、除雪のため一部区間が通行止めになるなど周辺では混雑が続きました。
11日以降は急な雪解けによる落雪や冠水などに注意が必要
この積もった雪は、11日からの3日間で溶けてなくなってしまう可能性もあるとの事です。
注意!
新雪はもろくて崩れやすく落雪に注意が必要!
11日以降は春のような雪解けがある事から以下の事に注意が必要です。
家の給排気口、落雪の被害で一酸化炭素中毒の恐れがあります。
雪の重さに耐えきれず、建物が倒壊することがあります。除雪は必ず複数人で行ってください。
まずは排水溝周りから除雪をして、水はけを良くしておく必要があります。
車は凸凹路面で動けなくなってしまったりするため、ロープやスコップの準備をして下さい
立ち往生など万が一に備えて
もしもに備えて事前に準備しておくものを掲載します。また、長時間車内に取り残された場合に備え、暖房を切った状態でも有効な防寒対策もご紹介します。
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。 雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください
加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。
家が損害があった場合は火災保険の雪災が適用されるケースがあります
雪害は、火災保険の補償対象のひとつです。
雪災とは、雪の重みや落下などによる事故または雪崩のことをいい、融雪水の漏入や凍結、融雪洪水、除雪作業による事故は除かれます。つまり、雪による被害でも雪災補償の対象外となる被害があるということです。
雪害で、自宅や家財に被害が生じた場合は、火災保険の「雪災補償」で補償されます。「風災・雹(ひょう)災・雪災」はセットになっていて、多くの火災保険で、加入すると初めからついている補償です。
たとえば、雪解けによる洪水(融雪洪水)で自宅に損害があった場合は、火災保険の「水災補償」で補償されます。火災保険に「水災補償」をつけていると補償されます。
雪災による被害とは?
具体的な例としては、以下のような被害です。
- 屋根が雪の重みで壊れた、変形した
- 積もった雪の圧力で窓ガラスが割れた
- 隣家からの落雪で自宅の壁や塀が壊れた
- カーポート(車庫)、物置などが大雪の重みによって壊れた
- アンテナや雨どい、太陽光パネルなどが大雪によって壊れた
- 給湯器、室外機が大雪のせいで故障した
- 近くの山や爆弾低気圧によって発生した雪崩による建物の被害
- 大雪で雨どいが歪んだ
- 積雪により塀やフェンスが壊れた
その他にも強風によって上記のような被害が出た場合、風災として火災保険を適用することができます。
自然災害による被害が出たときの火災保険の申請手順
まず被害状況の確認をする。
そして最初に「被害箇所の写真」「被害発生日時と原因のメモ」を必ず残すようにしてください。
この被害状況の説明ができなければ、保険金を受け取ることができません。
ページ下部のお申込フォームからお申込、またはお電話にてお問い合わせ下さい。
現地調査の日程調整のため、お申込から1営業日以内に担当者よりご連絡させて頂きます。ご都合のよい日時をお伝え下さい。
破損個所が火災保険の適用個所になるか専門スタッフが現地に伺い、30分~1時間程度調査を実施致します。申請可否については調査完了後、お伝えさせて頂きます。※被災箇所が見受けられない場合はその場でサポート終了とし、費用の請求等は一切ございませんのでご安心下さい。
自然災害により家屋の被害を受けた旨をご加入中の保険会社様にご連絡(事故受付連絡)頂き、申請に必要な書類を取り寄せていただきます。
調査内容をもとに修繕見積書と調査報告書をお客様へお送りいたしますので、申請書類と一緒に保険会社に送付頂きます。
申請資料を元に審査が行われますが、指摘事項があった場合、保険会社や鑑定人に対して被害状況の説明を行います。
保険会社様の回答の結果、損傷が認められた場合、保険会社様からご入金がございますので、ご確認ください。
保険会社様よりご入金額が確認できましたら、弊社よりご請求書をお送りいたしますので、手数料送金ください。申請内容が認められないなどの理由で、保険金が受け取れなかった場合は一切費用はいただいておりません。
~保険金の申請から給付(受給)までは平均1ヶ月~2ヶ月程度~