2022年12月 宮崎県で震度4の地震被害に遭われた方へ

2022年12月 宮崎県で震度4の地震被害に遭われた方へ

12月18日(日)3時06分頃、宮崎県で最大震度4を観測する地震がありました。

震源地:日向灘
マグニチュード:5.4
震源の深さ:約30km
この地震による津波の心配はありません。

このほか震度2や1の揺れを九州四国中国地方の広い範囲で観測しました。

地震の詳細

  • 発生日時2022年12月18日(日)3時06分頃
  • 震源地 日向灘
  • 最大震度4
  • マグニチュード5.4
  • 震源の深さ:約30km

震度/観測地域

目次

震度3以上を観測した地点

4宮崎県 宮崎市 日南市
3熊本県熊本市 南区 宇城市 産山村 芦北町 
宮崎県都城市 小林市 串間市 西都市 国富町 綾町 高鍋町 新富町 川南町 美郷町 高千穂町 
鹿児島県鹿屋市 霧島市 姶良市 大崎町 錦江町
2愛媛県伊方町 
福岡県久留米市 柳川市 大川市 みやま市 
佐賀県佐賀市 神埼市 上峰町 白石町 
熊本県熊本市 西区 熊本市 北区 八代市 人吉市 水俣市 玉名市 菊池市 宇土市 上天草市 阿蘇市 天草市 合志市 美里町 玉東町 長洲町 和水町 大津町 菊陽町 高森町 西原村 南阿蘇村 嘉島町 益城町 山都町 氷川町 津奈木町 錦町 多良木町 湯前町 相良村 山江村 あさぎり町
大分県大分市 佐伯市 臼杵市 津久見市 竹田市 豊後大野市 
宮崎県延岡市 日向市 えびの市 木城町 都農町 門川町 椎葉村 五ヶ瀬町 
鹿児島県鹿児島市 指宿市 垂水市 薩摩川内市 曽於市 いちき串木野市 南さつま市 志布志市 南九州市 伊佐市 さつま町 長島町 湧水町 東串良町 南大隅町 肝付町
1広島県府中町 
山口県柳井市 
愛媛県宇和島市 八幡浜市 
高知県宿毛市 福岡県大牟田市 八女市 中間市 大木町 
佐賀県鳥栖市 小城市 吉野ヶ里町 みやき町 江北町 
長崎県長崎市 諫早市 雲仙市 南島原市 熊本県熊本市 中央区 熊本市 東区 山鹿市 甲佐町 水上村 五木村 球磨村
大分県別府市 由布市 国東市 宮崎県西米良村 諸塚村 日之影町 
鹿児島県枕崎市 阿久根市 薩摩川内市甑島 日置市 三島村

今後も日向灘の地震には注意が必要

宮崎県沖の日向灘は「地震の巣」と呼ばれ、1662年(寛文2年)に発生した「外所(とんどころ)地震」のように、大きな揺れや津波で甚大な被害をもたらした大地震が過去何度も発生しています。

宮崎県を襲う地震の震源は日向灘だけでなく内陸直下型もあり得ます。1968(昭和43)年には、えびの町(現えびの市)の真幸地区を震源に内陸直下型の「えびの地震」も発生。全半壊家屋が1,347戸に上りました。

 現在、最も警戒すべき南海トラフ地震では、東日本大震災に匹敵するマグニチュード(M)9級の地震を想定した試算で、宮崎県の大部分で震度7の激しい揺れが起きると想定されます。最も死者が多くなるケースだと、大津波が起きる想定で宮崎県は42,000人の犠牲者が出るとみられています。

身の安全が最優先

地震発生直後にまずやること

地震発生直後(0~2分)~身の安全が最優先~

揺れを感じたり、緊急地震速報を確認したときは、身の安全を最優先に行動しましょう。丈夫なテーブルの下や、物が落ちてきたり倒れてこない場所に身を寄せ、揺れがおさまるまで様子を見ること。揺れが激しいときは無理をせず、大きな揺れがおさまってから火の始末をして下さい。また、ドアや窓を開けて逃げ道を確保することも重要です。

身の安全が最優先

発生直後(2分~10分)~家族の安全確保~

①速やかに火の始末、初期消火

火元を確認し、出火していたら初期消火をし、ガスコンロやストーブなどの火の始末をする。もし火災が発生したら、消火器などを使用して消火してください。

火の始末、初期消火

②家族の安全を確認

家の中でも特に安全な場所に移動してください。

家族の安全を確認

③余震に注意

屋内で転倒・落下した家具類やガラスの破片などに注意して過ごしてください。瓦、窓ガラス、看板などが落ちてくる可能性がありますので、外に飛び出さない。

余震に注意

④テレビ・ラジオ・スマホなどで正しい情報を確認

安全確保ができたら状況を把握すること。

テレビ・ラジオ・スマホなどで正しい情報を確認

⑤家屋倒壊などのおそれがあれば避難する

屋外で揺れを感じたら、ブロック塀などには近寄らないでください。

家屋倒壊などのおそれがあれば避難する

発生直後(10分~)~隣近所の救出・救護~

①隣近所の安否を確認

自分に余裕ができたら、特に一人暮らしの高齢者や、要配慮者がいる家には積極的に声をかけて安否を確認してください。また、近隣で火が出ていたら大声で知らせ、協力して消火活動をしましょう。

隣近所の安否を確認

②壊れた家には入らない

倒壊家屋や転倒家具などの下敷きになった人を近隣で協力して救出・救護することができるならいいですが、安全が確保できなければ、無理に救出に行くと二次被害に遭うことがあります。

壊れた家には入らない

火災や津波のおそれがあり、非難が必要

避難するときは、非常持出品以外の無駄な荷物を持たないようにしましょう。また、テレビ・ラジオ、スマホからの正しい情報を確認し、冷静に行動することです。地域に大規模な火災の危険が迫り、身の危険を感じたら、広域避難場所に避難することも念頭に置いてください。沿岸部では、大きな揺れを感じたり、津波警報が出されたりしたら、高台などの安全な場所に素早く避難することも大事です。

火災や津波

地震発生に備えてできる安全対策

地震の時は家の中だから安全というわけではなく、意外に危険なものがたくさんあります。地震のときに家具が倒れ、いざ避難しようとしたときに家具が出口をふさぐようなことや、寝室の本棚が倒れてきて下敷きになってしまい、身動きが取れなくなるなどの危険があります。だからこそ、日ごろから家具を固定するなどの安全対策が必要です。できることから実践し、たえず見直しながら安全を高めていきましょう。

安全対策例

家の中に、家具のない安全なスペースを確保する

家の中に、家具のない安全なスペース

少しでも安全なスペースができるように配置を換えること。

出入り口や通路にはものを置かない

出入り口や通路にはものを置かない

安全に避難できるように、玄関など出入り口やその導線には背の高い倒れやすいものを置かない。

寝室や子ども・高齢者・障害者がいる部屋には、倒れそうな家具を置かない

倒れそうな家具を置かない

 就寝中に地震が発生した場合、逃げ遅れるおそれが高いので注意してください。どうしても置かざるを得ないときには、家具やテレビなどは壁などに固定してください。

家具の転倒や落下を防止する対策を講じる

家具の転倒や落下を防止する対策

家具と壁や柱の間に隙間があると倒れやすくなりますので、壁などに固定することも大事です。また、家具の上に落ちやすいものを置かないようにしましょう。

地震が落ち着いたらやるべきこと

それぞれの場所やシチュエーションごとにとるべき行動があります。

家にいるとき

まずはガラス片などでケガをするのを防ぐため、スリッパなどを履きましょう。

足元の安全を確保したら、初めにするのは火の始末です。ガスコンロやストーブなどの火を消して下さい。

次に避難経路を確保するためドアや窓を開けます。このとき慌てて外に身を乗り出すことはせず、頭上からの落下物などに注意しましょう。

スーパーなど店内にいるとき

揺れがおさまれば、係員の指示に従って店舗の外などへ避難します。

一カ所の出口に人が殺到しているようであれば、パニックを避けるために他の出口へ向かいましょう。

エレベーターに乗っているとき

エレベーターから降りて、火災などが発生していないか周囲の安全を確認した上で、階段を使って避難しましょう。

地下鉄など乗り物の中で

乗務員や駅の係員から避難のための指示が出るので、必ず指示に従いましょう。

地下鉄では線路わきに高圧電線が通っていることもあり、線路に降りるのはとても危険です。

自己判断で線路に降りることはやめましょう。

住宅地やオフィス街にいるとき

落下物から身を守りつつ、ブロック塀など倒れやすいものや建物の倒壊に注意しながら、公園などの広く安全な場所へ避難します。

海や河口の近くにいるとき

津波警報等が発せられるのを待たずに、ただちに高台を目指して避難しましょう。

避難は徒歩が基本です。車で移動すると渋滞を引き起こし、逃げ遅れる危険があります。

近くに高台がない場合や逃げ遅れ、ケガをした場合などは、高い頑丈な建物の3階以上に避難しましょう。津波は川を遡りますので、河口近くにいるときは川に沿って逃げるのではなく、川に対して90度の角度の方向に逃げて、できるだけ川から離れましょう。一度避難したら、津波警報や注意報が解除されるまで、決して戻らないようにしてください。

地震保険の確認

(保険申請のために)

地震保険に加入していると、地震による被害を受けた際、保険金が受け取れます。ても、正しく対処しないともらえる保険金ももらえなくなってしまいますので、気をつけてください。

①被害状況の写真を撮影しておく

地震によって被害を受けたことを証明する必要があります。家の中で散乱した食器などを片付ける前にその被害の状況証拠を写真などにとっておきましょう。

②早めに保険会社に連絡することが大切

期限は3年ありますが、遅くなると地震による損害なのか、経年劣化によって生じた損害なのか判定しづらくなり、審査が難しくなります。そのため、地震での損害に気づいたら、なるべく早めに行動することを心がけましょう。

③火災保険申請サポートを活用する

保険の申請の際、急な被災のため、ほとんどの方が保険会社の言われるがままに対応しがちです。損害保険会社側には”損害保険登録鑑定人”がいますが、被災者側の立場にたったサポーターが存在しません。請求をする準備段階である建物損傷/損害調査、また被災状況の確認資料作成等を親身になってアドバイスしてくれる専門家が不在です。そこで被災者の立場にたって一連の保険請求業務をサポートしてくれる存在が必要になってきます。国家資格を持った建築士や建築設計のプロフェッショナル等の存在が必要になります。

地震保険 判定基準

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この記事を書いた人

火災保険申請サポート窓口です。
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