2023年1月24日~26日にかけて、ここ数年でも類を見ないほど強い寒波の訪れが予報されています。広範囲に大雪のおそれがあり、雪と記録的な寒さへの備えが必要です。大雪が降った場合、家に被害がある事も少なくありません、しかし家が損害があった場合は火災保険の雪災が適用されるケースがあります。ここからは寒波の詳細と保険についてまとめてみました。
10年に一度レベルの大寒波
10年に一度レベルといわれるほどの非常に厳しい寒さが訪れています。寒気のピークは1月24日(火)の夜頃から26日(木)にかけてとなる見通しですが、寒気の南下によって雪雲が日本海だけに留まらずに太平洋側まで広がることで、あまり雪が降らない地域にも積雪のおそれがあります。気温は引き続き全国的にかなり寒くなり、10年に一度ほどの低温となるようです。
道路影響のリスクは高まっています
日本海側を中心に広い範囲で、大雪による道路影響のリスクがかなり高まる見込みです。 特に積雪が急増する北陸や東北、北海道は車の立ち往生する恐れがあります。万が一に備えて車内で長時間過ごせる準備をしておきましょう。また、風も強まるため、猛吹雪により見通しが著しく悪くなる所もあるでしょう。車の事故のリスクが高まります。
最強寒波による影響(交通)
空の便では、全日空が稚内・函館・大館能代空港を発着する全ての便の他、⻘森・秋田・新潟・富山・米子などを発着する一部の便、あわせて85便の欠航を決めました。
日本航空でも北海道や青森、新潟などを発着する便を中心に148便を欠航しました。
山形新幹線は福島と新庄駅間で終日運転を見合わせました。
強風による被害も
強風によるとみられる被害も相次ぎました。
群馬県前橋市では、公園の木が根元から折れて国道をふさぐように倒れ、車2台が巻き込まれました。千葉県船橋市でも建設現場の足場が倒れ、隣にある駐車場の車4台が下敷きになりました。
岡山県でも顕著な大雪
岡山県真庭市で24日午後7時までの6時間に41センチの顕著な大雪を観測したと発表されました。強い雪は25日朝にかけて続く見込みで、深刻な交通障害が発生する恐れが高まっていると注意を呼びかけています。
西日本でも雪の影響が相次ぎました
雪の影響で西日本を中心に約2240戸が停電し、西日本高速道路では午後2時以降、大雪に備えて、九州内の高速道路の一部が予防的に通行止めになりました。
立ち往生など万が一に備えて
もしもに備えて事前に準備しておくものを掲載します。また、長時間車内に取り残された場合に備え、暖房を切った状態でも有効な防寒対策もご紹介します。
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。 雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください
加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。
家が損害があった場合は火災保険の雪災が適用されるケースがあります
雪害は、火災保険の補償対象のひとつです。
雪災とは、雪の重みや落下などによる事故または雪崩のことをいい、融雪水の漏入や凍結、融雪洪水、除雪作業による事故は除かれます。つまり、雪による被害でも雪災補償の対象外となる被害があるということです。
雪害で、自宅や家財に被害が生じた場合は、火災保険の「雪災補償」で補償されます。「風災・雹(ひょう)災・雪災」はセットになっていて、多くの火災保険で、加入すると初めからついている補償です。
たとえば、雪解けによる洪水(融雪洪水)で自宅に損害があった場合は、火災保険の「水災補償」で補償されます。火災保険に「水災補償」をつけていると補償されます。
雪災による被害とは?
具体的な例としては、以下のような被害です。
- 屋根が雪の重みで壊れた、変形した
- 積もった雪の圧力で窓ガラスが割れた
- 隣家からの落雪で自宅の壁や塀が壊れた
- カーポート(車庫)、物置などが大雪の重みによって壊れた
- アンテナや雨どい、太陽光パネルなどが大雪によって壊れた
- 給湯器、室外機が大雪のせいで故障した
- 近くの山や爆弾低気圧によって発生した雪崩による建物の被害
- 大雪で雨どいが歪んだ
- 積雪により塀やフェンスが壊れた
その他にも強風によって上記のような被害が出た場合、風災として火災保険を適用することができます。
自然災害による被害が出たときの火災保険の申請手順
まず被害状況の確認をする。
そして最初に「被害箇所の写真」「被害発生日時と原因のメモ」を必ず残すようにしてください。
この被害状況の説明ができなければ、保険金を受け取ることができません。
ページ下部のお申込フォームからお申込、またはお電話にてお問い合わせ下さい。
現地調査の日程調整のため、お申込から1営業日以内に担当者よりご連絡させて頂きます。ご都合のよい日時をお伝え下さい。
破損個所が火災保険の適用個所になるか専門スタッフが現地に伺い、30分~1時間程度調査を実施致します。申請可否については調査完了後、お伝えさせて頂きます。※被災箇所が見受けられない場合はその場でサポート終了とし、費用の請求等は一切ございませんのでご安心下さい。
自然災害により家屋の被害を受けた旨をご加入中の保険会社様にご連絡(事故受付連絡)頂き、申請に必要な書類を取り寄せていただきます。
調査内容をもとに修繕見積書と調査報告書をお客様へお送りいたしますので、申請書類と一緒に保険会社に送付頂きます。
申請資料を元に審査が行われますが、指摘事項があった場合、保険会社や鑑定人に対して被害状況の説明を行います。
保険会社様の回答の結果、損傷が認められた場合、保険会社様からご入金がございますので、ご確認ください。
保険会社様よりご入金額が確認できましたら、弊社よりご請求書をお送りいたしますので、手数料送金ください。申請内容が認められないなどの理由で、保険金が受け取れなかった場合は一切費用はいただいておりません。
~保険金の申請から給付(受給)までは平均1ヶ月~2ヶ月程度~