2022年9月23日(金・秋分の日)午前9時に四国沖で発生した台風15号は、その後北東へ進み、24日(土)午前9時、東海沖で温帯低気圧に変わりました。
この台風は非常にコンパクトで、「台風」としては1日だけで、今年最も「短命」の台風で暴風域もなく、台風としてはギリギリの勢力で東海沖まで進みました。しかし、中心の北側に非常に活発な雨雲が発生したことで、東海地方、特に静岡県では記録的な大雨となりました。
静岡県などで記録的短時間大雨情報が頻発
- 静岡市 416.5ミリ
- 静岡市鍵穴 405.0ミリ
- 藤枝市高根山 410.0ミリ
- 森町三倉 360.5ミリ
と、いずれも観測史上1位の値を更新しました。静岡市の9月の平年降水量は280.6ミリですので、今回の雨で9月の1ヶ月分の降水量の約1.5倍の雨が降ったということになります。
また、記録的短時間大雨情報が静岡県には一晩で16回も出される集中豪雨となり、静岡県や愛知県では線状降水帯も発生しました。
各地に多くの被害
記録的な大雨の影響により、静岡県内を流れる菊川など複数の河川で「氾濫危険情報」が発表されました。静岡県の袋井市、掛川市、浜松市などで、一時、警戒レベル5「緊急安全確保」が発令されました。また、中部電力によると、土砂崩れの影響で静岡県葵区にある送電線の鉄塔が2基倒れ、一時、広範囲で停電が発生。比較的短い時間に一気に大量の雨が降ったため、道路が冠水したり、低い土地に水が流れ込んだりしたほか、床上・床下浸水などの被害も相次いでいます。
危険な情報が少しでもあったら安全な場所へ
急な斜面や崖の近くからは離れて、できるだけ安全な近くの避難所などへ避難するようにしてください。すでに河川があふれるなどで、移動が困難な場合は、できるだけ頑丈な建物の高いところで、身の安全を確保するようにしてください。 雨のピークを越えたあとも、新たに土砂災害や低い土地の浸水、河川氾濫などが発生する危険があるので、厳重に警戒が必要です。
また、被害の発生していない場所でも、今後急激に状況が悪化するおそれもありますので、少しでも危険を感じた場合には、避難情報が出ていなくても自ら安全な場所へ移動する判断をしてください。
損害があった場合は火災保険が適用されるケースがあります
火災保険の補償範囲(強風、洪水・集中豪雨・土砂崩れによる損害)
・強風による被害は『風災補償』(例:飛来物等で、損傷)
・突然の集中豪雨や河川の氾濫による建物浸水、土砂崩れによる建物の流失の被害に遭った場合、火災保険で補償されるのは『水災補償』
火災保険の補償される災害
火災保険は、火災だけでなく、台風、雷、水害などの自然災害による損害や、盗難や破損など日常生活による損害も補償することができます。
自然災害による被害が出たときの火災保険の申請手順
まず被害状況の確認をする。
そして最初に「被害箇所の写真」「被害発生日時と原因のメモ」を必ず残すようにしてください。
この被害状況の説明ができなければ、保険金を受け取ることができません。
ページ下部のお申込フォームからお申込、またはお電話にてお問い合わせ下さい。
現地調査の日程調整のため、お申込から1営業日以内に担当者よりご連絡させて頂きます。ご都合のよい日時をお伝え下さい。
破損個所が火災保険の適用個所になるか専門スタッフが現地に伺い、30分~1時間程度調査を実施致します。申請可否については調査完了後、お伝えさせて頂きます。※被災箇所が見受けられない場合はその場でサポート終了とし、費用の請求等は一切ございませんのでご安心下さい。
自然災害により家屋の被害を受けた旨をご加入中の保険会社様にご連絡(事故受付連絡)頂き、申請に必要な書類を取り寄せていただきます。
調査内容をもとに修繕見積書と調査報告書をお客様へお送りいたしますので、申請書類と一緒に保険会社に送付頂きます。
申請資料を元に審査が行われますが、指摘事項があった場合、保険会社や鑑定人に対して被害状況の説明を行います。
保険会社様の回答の結果、損傷が認められた場合、保険会社様からご入金がございますので、ご確認ください。
保険会社様よりご入金額が確認できましたら、弊社よりご請求書をお送りいたしますので、手数料送金ください。申請内容が認められないなどの理由で、保険金が受け取れなかった場合は一切費用はいただいておりません。
~保険金の申請から給付(受給)までは平均1ヶ月~2ヶ月程度~