雨漏り修理は自分で出来るか?(火災保険のうまい使い方)

突然の雨漏り、なんとかしたいと思っても、応急処置の方法や手順、何を用意すればいいのかわからない・・雨漏りは放っておくと、大量のカビの発生を招いたり、屋根がぼろぼろになってしまったり、修理代も後になればなるほど高くつきます。そんな時、まず自分ができる範囲で応急処置を施すことで悪化を防ぐ事が出来ます。

この記事でわかること
  • 応急処置
  • 火災保険を活用できる
  • 火災保険申請は『火災保険申請サポート会社』を使うメリット
目次

もし急な雨漏りが発生したら?!

もし急な雨漏りが発生したら?!

急に雨漏りが発生した場合、もし屋根や天井から雨漏りしたらどのような対処をすればいいのかわからない方も多いと思います。屋根の雨漏りを自分で修理する方法や業者に依頼したときの費用などをご紹介します。

DIY感覚で少しでも応急処置を行うのであれば、雨漏りはコーキング材を使って止めることができます。そしてコーキング補修は自身でもできなくはありません。

ただし、一つ言えるのは、自身でコーキング材を使って雨漏りを止めるというのは、非常に難易度の高い作業であるということです。なにより、雨漏りの浸入箇所を特定することは素人にはとても難しい作業です。結局は、どこが原因で雨漏りが発生しているかがわからないために、補修のしようもないケースが少なくありません。そのため、雨漏りを止めようと思ったときには、やはり業者に相談し、きちんとした補修をするのが賢明な選択と言えるでしょう。

ゲリラ豪雨、集中豪雨の雨漏りなどの被害は火災保険の対象?補償は?

雨漏り調査で原因を特定

応急処置

取り急ぎの応急処置

通常、雨漏りを業者のように完全に修理することは難しいでしょう。

知識や技術がない状態で屋根の雨漏りを修理すると、二次災害などの原因となる恐れがあるためおすすめできません。

しかし、業者が修理に来るまでの間の雨漏りを止めるなど、応急処置なら可能となります。

特に、雨が降ると室内に雨水が流れ込むなどの酷い状況であれば、少しでも被害を食い止めるために自分で応急処置を行う必要があるでしょう。

ブルーシートを使う!

自分で屋根の雨漏りを修理する方法として、ブルーシートや防水シートを使用した方法があります。

シートを使った方法は、特に雨漏りが発生している場所が特定できない場合に有効です。

重いほうが高額になりますが、一方で厚くなるので紫外線にも強く、丈夫なとなります。

ブルーシートの重さは「#1000」、「#2000」、「#3000」のように表記され、数字が大きくなるほど重く厚みがあるようになっています。

雨漏りの応急処置に使う場合は、目安として「#3000」以上がオススメです。「#2000」以下ですと、3か月以上は持たないようです。

ブルーシートで応急処置

屋根全面の養生でなく、部分的な養生として使用する場合には、農業用ビニールシートもオススメです。

シートの耐久性もあり、透明でシートの下が見えて下地の状態などがわかるため、その後の作業が安全にできます。

ブルーシートや防水シートを使用して行う方法は以下の通りです。

1 ブルーシートや防水シートを屋根の上の広範囲に被せる

このとき発生箇所が特定できていればその箇所をシートで覆うように被せる。

2 ブルーシートや防水シートを固定するように土のうを設置する

土のうを作る際は、細かい砂を使用すると泥水になって流れてしまうため、砂利を使用する。

※土のうのかわりにロープを使用すると屋根材などを傷つけてしまう恐れがあるためロープは使用しない。

高所作業のため事故に注意する

雨が降っているときに雨漏りが発生しやすいですが、雨の日に高所で作業するのは視界も悪く滑りやすくなるため、転落や滑落の可能性があり大変危険です。

雨が室内に流れ込むのを止めたいと、急いで作業しがちですが、特に初心者にはとても危険なのでおすすめできません。

応急処置として自分で修理する際は雨が止んでからにしましょう。

雨が止んでから作業を行う際、屋根に上るためにははしごを利用しますが、ここでいくつかの注意点があります。

  • 滑らないように、はしごをかける角度は75度にする
  • 雨どいの支持器具とはしごの上部をひもで固定する
  • はしごを上る際は2人組で行い、1人ははしごを支える
  • はしごを上る際は体をはしごに近づけてゆっくり上る

はしごは転落などの可能性が高く、十分な注意が必要となります。

上記の項目を確認した上で気を付けながら作業を行いましょう。

コーキングによる補修

  • コーキング材での雨漏り補修に必要な道具
種類特徴価格相場
コーキング材1本でおよそ3m分の目地に打つことができます。500~2,000円/1本
コーキングガン容器に入ったコーキング材を押し出すための器具です。200~10,000円
マスキングテープ汚れを付けたくない箇所に施工前にマスキングテープを貼ることで汚れやコーキング材が付着するのを防ぐことができます。
1巻き18mのものが多いです。
300~500円/個
ヘラコーキングを打ったあとに、仕上げを滑らかにするために使用します。500円/1本

壁などのコーキングの割れやヒビの補修

コーキングの割れ・剥がれといった劣化症状のある場合は、コーキングの“増し打ち”という方法で補修を行ないます。

コーキングの増し打ちとは、既存のコーキング材の上から、新しいコーキング材を充填する工法です。

この方法はあくまでも応急処置です。すでに劣化の進行したコーキング材の上から増し打ちをしても、またすぐに劣化症状が発生してしまうこともすくなくないため、プロであれば、既存のコーキングを撤去して、新しいコーキング材を充填する「打ち替え」という工法を選択するでしょう。しかしながら、打ち替えは非常に難易度が高いため、素人が「打ち替え」をするのは、まず無理です。できるだけ早めに、プロに打ち替えによる補修を依頼しましょう。

コーキングの増し打ち

リフォーム会社にお願いして屋根の修理をする

まず屋根修理には2つの種類があります。それが「部分修理」と「吹き替え」です。症状によりどちらが最適か異なる上に費用が大きく変わってきます。自宅の屋根の修理にどちらを採用するか、その見極め方と費用を紹介します。

 屋根の部分修理にかかる費用は修理部位や素材によって大きく異なります。しかし一部だけの修理であれば1万円〜40万円程度で済みます。一方、屋根の葺き替え修理の相場は、30坪程度の住宅で約60万円〜200万円です 。

「部分修理」と「吹き替え」 のメリット、デメリット

修理範囲が狭い分、部分修理は葺き替えよりも価格が安く済みます。 また、葺き替えは工事中に下地がむき出しになるため雨漏りのリスクがあります。もちろん雨漏り対策はするのですが、部分修理であれば一部しか露出しませんのでリスクを下げることができるでしょう。

一方で、部分修理を行うと周囲の素材と全く同じものを使えるとは限らないため色や素材に違いが出ることが多いです。屋根ですので見た目を気にすることは無いかもしれません。しかし統一感が無いと我慢出来ないという場合には塗装などが必要ですので、部分修理だけで対応するのは難しいでしょう。

屋根の葺き替えは費用が高額なため可能なら部分修理をしたいところです。しかし、以下のような例では葺き替えが必要な場合があります。

修理箇所が広範囲に及ぶ

全体的な下地補修が必要

修理部位の色を周辺と合わせたい

広範囲の修理でも部分修理を全体に行うことで対処が可能ですが、かえって費用が高額になりすぎるため葺き替えで対応したほうが良いでしょう。また、部分修理した箇所は周辺部分にくらべて色が変わってしまいます。同じ色にしたい場合は全面塗装や葺き替えが適しているでしょう。

では、屋根修理における費用の内訳はどのようになっているのでしょうか。

屋根修理の作業工程としては①「足場の設置」②「既存屋根材の撤去」③「野地板の設置」④「防水シートの設置」⑤「新しい屋根材の設置」⑥「足場の解体」という施工の流れが基本の工程になります。

屋根の葺き替え、補修工事にかかる費用は大きく分けると「材料費」と「工事費」の2つがあります。このうちの材料費、つまりどの屋根材を使うかにより値段が大きく変わってきます。 材料ごとの相場は以下のようになっています。

 屋根材の種類

化粧スレート

化粧スレート

新築住宅で多く利用している屋根材です。【5,000円~/㎡】一般的な30坪ほどの家の場合50万円~

【メリット】施工内容が簡単なため取り扱える業者が多く、低価格で工事ができる点です。色の種類が豊富というのも魅力の1つでしょう。ガルバリウムほどではありませんが軽量性に優れているため地震の際に落下しにくい素材です。

【デメリット】寿命が短く30年程度しかもちません。屋根素材の寿命は50年以上のものが多いため化粧スレートの耐用年数は短いと言えるでしょう。色の種類が多い一方で単調なデザイン性のため日本家屋には適さない場合があります。

アスファルトシングル

アスファルトシングル

アスファルトを使用した屋根材です。 【5,000円~/㎡】一般的な30坪ほどの家の場合50万円~

【メリット】曲線の屋根でも使用できる点と、価格の安さ、軽量性です。

【デメリット】メンテナンスの頻度が高いことと、コケやカビがつきやすいことでしょう。また、軽量でサイズが小さいため台風などで飛ばされやすい素材です。耐用年数は20年〜30年程度と短いです。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板

現在「金属屋根」と言えば多くがガルバリウムを指します。強度こそありませんが耐用年数が長く、50年以上あります。【6,000円~/㎡】一般的な30坪ほどの家の場合60万円~

【メリット】メンテナンス頻度が化粧スレートに比べると少ないことです。デザイン性やカラーバリエーションも豊富なため日本家屋でも不自然さがありません。

【デメリット】浸水に弱いことと、工事費用が化粧スレートより高額となることです。特に浸水は深刻で、同じ部位に水滴が長いあいだ付着していると劣化していくので、水が流れやすい角度のついた屋根に使うことが多いです。

セメント瓦

セメント瓦

セメントと砂を使って作られた瓦です。 【6,000円~/㎡】一般的な30坪ほどの家の場合60万円~

【メリット】他の瓦と違って洋風や北欧風などのデザインが選べるため見た目が良くなることです。

【デメリット】耐用年数が短く30年〜40年程度で劣化します。

日本瓦

日本瓦

日本の多くの住宅で使用されている屋根材です。【8,000円~/㎡】一般的な30坪ほどの家の場合80万円~

【メリット】50年〜100年という寿命の長さと、昔からある日本家屋とのデザイン的な相性が良いことです。

【デメリット】瓦自体が重いため耐震性が低いこと、台風などの際に飛んでしまうと危険性が高いこと、初期費用やメンテナンスが高額となることが挙げられます。

銅板

銅板

昔から使用されている屋根の材料で、寿命が60年以上と非常に長いです。【18,000円~/㎡】一般的な30坪ほどの家の場合180万円~

【メリット】寿命の長さの他に非常に軽いこと、メンテナンスがほとんどいらないことです。

【デメリット】 費用が高額という点でしょう。近年では寺院などで使用されているだけで住宅に利用することが少なくなっています

トタン屋根

トタン屋根

鉄板を亜鉛メッキで覆ったもの。高度経済成長期に屋根材としてよく採用されていました。 【4,500円~/㎡】一般的な30坪ほどの家の場合45万円~

【メリット】トタン屋根の最大のメリットは、低コストであることです。材料が安く施工が簡単なので、コストを抑えながら短期間で完成させることができます。軽量のため耐震性が高いことも大きなポイント。継ぎ目が少ないしっかりした鉄板なので、雨漏りしづらい素材ともいわれています。

【デメリット】 断熱性が低い(夏場は屋根の表面温度が70度以上になることも)雨音が伝わりやすい。
サビやすく、定期的なメンテナンスが必要。

工事費

工事費の中には足場代、既存屋根の撤去費防水シート、その他運営費からなります。

・ 足場代  600円~1,000円 /㎡ ・ 既存屋根の撤去費  1,500~3,000円/㎡・ 防水シート 500~1,500円/㎡

30坪ほどの2階建ての一般的な家だと30万円~70万円ほどが相場になります。

業者ごとに価格設定の基準が異なりますので実際の価格とは異なる場合がありますが、無料にもなりませんし、倍にもなりません。また、葺き替えは屋根の素材によって価格が大きく異なります。また、同じ坪数の住宅でも屋根の数や角度によって屋根面積が2倍ほど変わります。

火災保険の活用

火災保険は基本的に火災だけでなく、落雷や風災、水災、震災などの自然災害にまで対応しています。つまり、火事だけでなく、台風や大雨による住宅の損害も火災保険の対象となるのです。大きな被害はもちろん、外壁の塗装で済むレベルの被害でも請求可能となるケースも多くあり、ご自身では実感がなくても、隠れた被害が多数存在しますので、火災保険の活用をお勧めします。

火災保険を使った風災の申請事例(条件、申請方法)

主な特徴

1.火災以外にも適応

火災保険は台風・雪・雨・雷などの自然災害はもちろん、車の衝突やイタズラなど多くの被害に対応できる万能な保険です。また被害の大小ではなく事故原因が補償対象であれば問題ないため、ご自身で被害の実感がなくても保険金を受け取れるケースが多いのです。

2.何回申請しても保険料は上がらない

火災保険は自動車保険などとは違い、等級制度がないため何回使っても保険料が上がることはありません。また被害に遭う度に何度でも使うことができます。

火災保険は使いすぎると保険料はどうなる?

3.火災保険の請求期限は3年

火災保険の請求権(時効)は3年しかありません。申請を先延ばしにしてしまうと、本来受け取れたはずの保険金をもらい損ねる可能性があります。

4.給付金の使い道は自由

火災保険でおりた給付金は、自由に使う事ができます。必ず修繕やリフォームに使用する必要はありません。

火災保険を活用する前に注意すべき事

火災保険を使う前に、特に注意すべきなのが、「被害状況をそのまま写真に残すこと」という点です。損害箇所を自分で補修してしまうと火災保険の対象外となることもあります。火災保険の申請には、損害箇所を修理する見積書、自然災害による損害を証明する資料が必要になっています。これらを個人で用意するのは難しく、また申請後にも、保険会社の調査員との対応もあります。

 一見簡単そうな保険申請ですが、専門知識がないと素人ではとても大変で、足元を見られることもあります。書類の準備、保険会社の調査員対応など、プロの業者の力を借りることで結果、メリットは多くなります。プロが介入することで、やることはほとんどなく、適正な審査を受けられます。火災保険の申請をご検討されている場合は、ぜひ専門会社に頼ってみてください。

火災保険申請サポートを活用する

火災保険申請サポートとは?

 一般的に火災保険で自然災害の損傷箇所の修繕が可能ということは認知されておらず、また保険が下りるような徹底した申請をできる方はほとんどいないのが現状です。弊社は専門スタッフがお客様の代わりに損傷箇所の確認調査、保険会社への申請サポートを行っています。「火災保険、地震保険」に加入していれば、火災以外にも自然災害等で受けた損害に対して請求できる権利があります。

お申込から受け取りまで
STEP
WEBお電話からお申込

ページ下部のお申込フォームからお申込、またはお電話にてお問い合わせ下さい。

STEP
調査日の調整

現地調査の日程調整のため、お申込から1営業日以内に担当者よりご連絡させて頂きます。ご都合のよい日時をお伝え下さい。

STEP
現地調査

破損個所が火災保険の適用個所になるか専門スタッフが現地に伺い、30分~1時間程度調査を実施致します。申請可否については調査完了後、お伝えさせて頂きます。※被災箇所が見受けられない場合はその場でサポート終了とし、費用の請求等は一切ございませんのでご安心下さい。

STEP
保険会社に申請(事故受付)

自然災害により家屋の被害を受けた旨をご加入中の保険会社様にご連絡(事故受付連絡)頂き、申請に必要な書類を取り寄せていただきます。

STEP
保険会社へ書類の提出

調査内容をもとに修繕見積書と調査報告書をお客様へお送りいたしますので、申請書類と一緒に保険会社に送付頂きます。

STEP
保険会社による審査・現地調査

申請資料を元に審査が行われますが、指摘事項があった場合、保険会社や鑑定人に対して被害状況の説明を行います。

STEP
結果の通知、給付金の支払い

保険会社様の回答の結果、損傷が認められた場合、保険会社様からご入金がございますので、ご確認ください。

STEP
災保険申請サポートの報酬の支払い

保険会社様よりご入金額が確認できましたら、弊社よりご請求書をお送りいたしますので、手数料送金ください。申請内容が認められないなどの理由で、保険金が受け取れなかった場合は一切費用はいただいておりません。

火災保険申請方法 申請サポート会社の利用方法

お問い合わせを頂きましたら、全国の現地調査員(自然災害調査士などの専門業者、地元工務店、工事業者など)と連携し、すぐに調査にお伺いします。もちろん「完全成果報酬制」のため調査費用は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

手数料25%
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この記事を書いた人

火災保険申請サポート窓口です。
年間損害調査1000件以上の実績から皆様に少しでも有益な情報をお届けできればと思います。もちろん損害調査は無料で行います。また、手数料も完全成果報酬、業界最安値水準の25%で火災保険申請サポートを承ります。



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